経営者のためのリスク回避術

企業が事業を行ううえでリスクはつきものです。健全で安定的かつ永続的な経営をしていくために、経営者は様々な事業リスクに対して適切な対処法を考える必要があり、それに備えなければいけません。今回は、企業経営のためのリスク回避についてご紹介します。

考えられるリスク

企業活動のリスクを考えてみると、会社に最も大きなダメージをもたらすのが、お客様の「第3者」に対する賠償責任でしょう。数千万円単位、数億円単位になるような問題が起きてしまった場合、損害賠償金の支払いが経営を圧迫し、企業の存在そのものが危ぶまれる大きなリスクが存在します。それでは、どのようなリスクが考えらえるか洗い出してみましょう。

個人情報漏洩リスク

個人情報や自社または取引先企業の機密情報などが流出する事件が後をたちません。リスク対策を講じているとはいえ、情報漏洩やデータ紛失事故の件数はここ数年増え続けているということです。

置き忘れ操作ミスといったヒューマンエラーについての対策だけでなく、ウィルス感染など外部からの攻撃にも備える必要があります。

人的・物的損害事故リスク

事業活動中(業務遂行中・サービス中・工事中・引渡し後の事故・施設管理に起因する事故など)の第3者への対人・対物賠償事故により、第3者の身体や財物に損害を与えてしまい、損害賠償費用など経済的負担を負うリスクがあります。

生産物品質リスク

異物混入や原材料や食品添加物などの誤表示など、消費者に健康被害を及ぼすおそれのある製品事故が発生し、大規模な商品回収を実施した場合、その改修費用等が発生します。

また、その対応を誤るとブランドイメージの低下、顧客の流出などを招き、売上の低下や多大な対策費用の支出が生じるなど、業績・財政状態に影響を及ぼすリスクがあります。

労務トラブルによる訴訟リスク

労働災害、うつ病・過労・仕事が原因の病気、不当解雇、パワハラ・セクハラ等の労務・雇用トラブルによって企業が損害賠償責任を負い、訴訟による高額な損害賠償金を支払うリスクがあります。

リスク対策としてできること

企業の経営者は、多くの責任を抱えています。万が一上記のようなリスクが発生した場合、それに対応する術を持っていなくてはいけません。

こうした不測の事態に備えて、事業のニーズに合わせた様々なリスクをカバーできる「賠償責任保険」があります。賠償責任保険は損害保険会社ごとに特長があり、補償内容も異なります。

また、「転ばぬ先の杖」と言われるように、社員への意識づけ、5Sの徹底など不測の事態が発生しない状況作りを企業全体で作ることが大切でしょう。

まとめ

企業を運営していくうえで、できることなら避けたい損害リスクですが、いつ・どのような形で発生してしまうか予測はつかないものです。発生して後、慌てることがないよう保険などを活用することも視野に入れておくことが望ましいでしょう。

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