経営者の役割を下支えする資質にはどのようなものが挙げられるか

主導する企業活動を円滑に進めていくには、経営者自身が担わなければならない役割があります。経営者に求められる資質とは、担うべき役割を確実に果たすための能力を指すと言っても過言ではありません。経営者の役割および資質とは、それぞれどのような事柄を指すのでしょうか。

経営者に課される役割とは

社会に存在する業種が多種多様であるのと同じく、事業の旗振り役とも言える経営者の働き方もまた様々なスタイルがあります。しかしながら、経営者の仕事が意味するところに着目すると、概ね次の3つの役割を果たすための行動であることが窺えます。

まず1つ目の役割として挙げられるのは、事業そのものへの着手です。あらゆる企業は社会的にニーズのある事業すなわち仕事に取り組むことで収入を得、そこから経費を差し引いた収益を確保することで安定的な活動継続が可能となります。そのような状態を維持するために、どのように事業展開をしていくのか計画し、それを実行に移していくのが、リーダーたる経営者の務めと言えるわけです。

役割の2つ目は、企業活動に欠かせない資金についての取り扱いです。企業とは、商品もしくはサービスを買い手側に提供するのと引き換えに、収入を得るという経済的な目的を持つ組織と言えます。商品やサービスを提供可能な状態にするためには、仕入を始め諸々の経費が掛かります。そのための資金を確保することが重要です。

会社に入って来る資金は、事業成果である売上だけではありません。金融機関からの借り受けである融資や、株式などの会社の持ち分と引き換えに得られる出資なども挙げられます。
これら資金について、どのように使っていくか考えていくことも経営者の役目となります。

役割の3つ目は、会社を構成する社員や従業員に関するマネジメントです。人材を適材適所に配置することで、企業の能力が向上し収益増に繋げられます。また、組織を部門別に分け、各部門それぞれに管理業務を委任することで、経営者は事業関連の職務に専念できます。経営者個人に過度な負担が掛かるのを避ける上でも不可欠な要素と言えるでしょう。

経営者の役割に関連した資質

これら経営者の3つの役割それぞれに着手する上で、有利となる資質について考えていきましょう。

事業への取り組みにおいてはまず、どのようにビジネスを進めていくべきか計画を立てる経営戦略の立案から開始することになります。そこで有効に働く資質としては、携わる業務に関する経験や知識・先見性・判断力などが挙げられます。これらを兼ね備えることで、社会の流れやニーズを勘案してどのような事業展開が効果的なのか、考えていくことができます。

事業での取り組みでは様々な事項を決定していくことが必要です。そういったシーンでは、リスクを恐れない実行力・変化への対応力・判断力といった素養が有利に働くことでしょう。トップが自信を持って決断することで、事業が実際に動き出すわけです。

資金の調達に関しては、コミュニケーション能力や社交性などの資質が役立ちます。自社が実施するビジネスがどれほど優れたものであるのか、説得力のあるプレゼンテーションが展開できれば、融資交渉や出資提案の場で効果を上げられるでしょう。

資金配分など支出の使い道に関しては、財務や経理に関する知識が有効です。お金の流れに関して精通することで、無駄の少ない効果的な資金用途について判断が可能となり、企業の利益や損失抑制に活かせます。

人員に関するマネジメント面では、コミュニケーション能力・チームワークの確立・自信や責任感など経営者としてのリーダーシップが大きく関わってきます。コミュニケーションを通して相手の特性を把握し、能力に合った配置が可能となります。各部門の連携を取り、社員や従業員の意識を一つにまとめる上で、チームワークの構築やリーダーシップが大きな効力を発揮することでしょう。

まとめ

以上のように、経営者の役割である、事業・資金・人材それぞれの取り組みについて、有利に活かすことのできる資質について考えてまいりました。これらは主に、本人の努力や意識次第で後天的に身に付けることのできる素質であると言えるでしょう。経営者の資質とは、普段の心がけによってどなたでも獲得可能というわけです。

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